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2018年03月27日
【導入事例】マネックスグループ、経費精算システム「HUEExpense」導入で業務量を60%削減
- こんなアナログな世界のままで良いのか
マネックス証券株式会社 経理財務部 部長 古川智一氏
昨今ますます注目を集めるAIやRPA(Robotic Process Automation)といった最新技術の活用を目指す前に、古川氏は全社員が行う経費精算業務から着手した。従前は、例えば近距離交通費の精算をするにも、利用駅名からはじまり必要な情報を一件一件手入力していかなければならなかった。これらは、交通系ICカードの情報を取り込むことができれば、作業自体が不要になる。またタクシー料金を精算する場合も、撮影した領収書をアップロードし、そこから自動転記することができれば、申請内容を確認するだけで済む。このようなデジタル化によって、従来人手を介して行っていた申請書と申請内容の突合作業や確認作業までも不要になり、さらには情報入力の正確性や精度が向上することでガバナンスの強化にもつながる。経費精算システムの新規導入に乗り出した。
- システム選定の決定打は、製品コンセプト
システム選定にあたっては計4社からヒアリングを行い、比較検討を行った。各社からのプレゼンを受けた後のユーザーからの評価では、他社のほうが良かったという。単に安価なものや説明の印象でシステムを評価するのではなく、きちんと機能するかを見定める必要がある――こう語るのは、マネックスグループ株式会社 経営管理部 マネジャー 反町綾子氏だ。
マネックスグループ株式会社 経営管理部 マネジャー 反町綾子氏
反町氏を中心に、経費精算システム単体でみた機能網羅性/会計システムとの連携・拡張性/耐用年数・総額コストといった項目をもとに比較表が作成された。選定の結果、「HUE Expense」が最も高い評価を得た。その中でも一番の決め手となったのは、ワークスアプリケーションズ(以下、ワークス)の製品コンセプトへの信頼だったという。
ワークスは創業以来、“ノーカスタマイズ”“無償バージョンアップ”という製品コンセプトを掲げ、企業に必要とされる多種多様な業務要件や商習慣を汎用化し、標準機能として提供している。さらに、法制度・税制度改正や社内制度の改定、業務の運用変更といった変化にも一定の保守料の範囲内で無償対応してきた。また、「HUE Expense」は、会計システムであるAC Suiteに含まれるからこそ、仕訳を意識せずデータ登録を行うための入力制御や入力補完、管理会計を意識したセグメント管理など、経理・財務業務に求められる細やかな機能を備えている。
プロジェクト責任者を務めるマネックスグループ株式会社 経営管理部長 相川浩氏は、こう評価する。「1社のみではなく各社から平等に提案を受けた。結果として『HUE』が高く評価されたことには納得感があり、最先端の仕組みに投資をすることは、“新しい未来の金融をつくっていく”という理念をもつマネックスグループ自体の発展にも貢献すると考えている。」
- 単純業務の60%削減を目指す
「社員を単純業務から解放することは、管理部門として重要なミッションだ。」
マネックスグループ株式会社 経営管理部長 相川浩氏
- ワークスアプリケーションズについて
http://www.worksap.co.jp/